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60代の捨て活で気づいた“想い出の手放し方”――心が軽くなる片づけの時間

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60代の捨て活は、それまでの世代とは少し違う

捨て活は、もはや「終活」の一部です。

60代になってからの「捨て活」は、若い頃の片づけとはどこか違うと感じています。
70代、80代になってしまうと、体力的にも気力的にも思うように動けなくなるでしょう。

だから私は、今のこの60代こそが、本気で捨て活をするタイミングだと思っています。

もちろん、50代や40代でも真剣に片づけている方は多いと思います。けれど、私たち60代の“本気の捨て活”は、おそらく「最後の捨て活」になる可能性が高い。そう考えると、単なるモノの整理ではなく、「想い出の捨て活」も避けて通れません。

想い出の捨て活と向き合うということ

最近は、これからどれだけ新しい想い出を作れるだろうかと考えることが増えました。

アクティブに旅行したり、美味しいものを食べ歩いたりできる人もいますが、私は節約しながら、体調に気をつけて日々を送る60代。

そんな暮らしの中で生まれる想い出は、特別なイベントではなく、日常の小さな積み重ねそのものです。

生きること自体が、もう、日々、想い出なんですね。

想い出を片づけることの難しさ

だから、過去の想い出が詰まったものを手放そうとすると、どうしても足が止まってしまいます。
写真や手紙、誰かにもらった贈り物に触れるたびに、一呼吸、ふた呼吸。片づける手も心も、つい止まってしまうのです。

今の私は、この「想い出の捨て活」で立ち止まっているところです。

 

モノを捨てるのはまだ大丈夫。

でも、

想い出を整理するのは、なかなか心が追いつかない

それでも少しずつ、自分の気持ちと向き合いながら、次の暮らし方に進んでいこうと思っています。

 

 

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