ここのところ、物価高にも、少し麻痺してきました。
とはいえ、
麻痺しながら餓死なんて笑えない話です。
実際、この物価高はもう「戻らない」といわれています。そもそも、これまでが安すぎたのだそう。
でも、日本は30年も国民の年収が増えていません。人によっては減っているほどです。社会は進化し、スマホや電化製品は高性能になったのに、私たちの懐事情は取り残されたまま。
そんな中で、真っ先に打撃を受けるのが「食費」です。
節約のつもりで、なんとなく一汁一菜のような食卓にしてみたら、これが意外と良くて___。
体が軽くなり、いつのまにか3キロ減。外食やお惣菜を減らし、自炊中心にしただけで、自然と油や糖分の摂取が減り、肌まできれいになった気がします。
和食を見直すようになりました。
徹底しているわけではありませんが、庶民の和食の究極は「味噌汁と漬物」だと感じます。
卵焼き、焼き魚、煮物。全部そろわなくてもいい。一汁一菜や一汁二菜と、そんなふうに意識するだけで、物価高でも無理せず続けられて、体にも優しい。
作り置きも増えました。
瓶詰めも習慣化して、玉ねぎの酢漬け、人参やキャベツのザワークラウト、ニンニクやショウガの醤油漬け、らっきょう漬けなど。ほかにも、高野豆腐、納豆、豆腐といった豆類、いろんな煮びたし系を常備しています。たまには唐揚げや生姜焼きも食べます。無理に制限しないのが、続くコツかもしれません。
最近お気に入りなのが、小松菜の漬物。
野沢菜のような風味で、1週間から10日ほど冷蔵庫で漬けます。10日目がちょうどおいしい頃。
調べてみると、小松菜はホウレンソウより栄養価が高いそうでびっくり。しかも安くて、根本を水耕栽培すると、私のような「栽培下手」でも再収穫できるほど。

「おしんこ生活」だけでは栄養が偏るので、もう一品だけは栄養バランスを考えますが、基本は一汁二菜ほどのつつましいおかず。それでも不思議と満足できるようになりました。酢も体にいいですよね。自然に毎日摂取しているようになりました。
たまにはお肉も食べます。食べるときはしっかり、楽しんで。そんな“ゆる粗食”こそ、今の時代にちょうどいい生き方のひとつかもしれません。





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