PR

懐かしのすいとんで冷蔵庫お掃除スープ|母の味を思い出す晩ごはん

暮らしのこと(日常)
おひとりさまランキングエッセイ・随筆ランキング
あんじぇりか文庫*日々の手帖 - にほんブログ村 人気ブログランキングでフォロー にほんブログ村 シニア日記ブログへ にほんブログ村 哲学・思想ブログ スピリチュアル・精神世界へ にほんブログ村 ハンドメイドブログ 今日作ったものへ

月末が近づくと、冷蔵庫の中もだんだん寂しくなってきます。

うちの「月末」は毎月8日と決まっていて、その前後は“お掃除スープ”の日。

昨夜のスープは、すいとんにしました。

小麦粉と水を混ぜて丸めて入れるだけの、なんとも素朴な料理。

小麦粉を混ぜるときは、すこしだけ、白だしと塩を混ぜています。

こんにゃくは、おでん用に買いましたが、使ってしまいました。冷蔵庫掃除です。

すいとん……思い出すのは母のこと。

母も昔、時々、すいとんを作っていました。

子どものころの母の話を聞くと、戦後の食糧事情のなかで食べた懐かしい味だと言っていました。けれど、私が覚えている母は、そんな苦労話ではなく、むしろ楽しそうに台所で作っていた姿です。農家だったので、それほど悲壮感がある食糧難ではなかったようです。

そもそもが、自分の家の畑で採れたものを食べていたでしょうからね。

そういえば、「食べ物がなくてひもじいと思ったことはなかったけど、米軍が1度だけ村に来て、もらったチョコレートが、すごくおいしく感じた」と言ってました。時代のリアルですね。

何年かぶりに冷蔵庫の有り合わせで作ったすいとん。鶏肉が入っていたら、もっと美味しかったかも

母は、白玉団子もよく作っていました。

白玉粉で作る「白玉水(白玉団子)」も好きで、氷を浮かべて冷たくして食べていました。

いま思えば、あのころの母は私よりずっと若くて、まだアラフォーだったんですよね。

自分が60を過ぎたいま、その母の姿を思い出して同じようにすいとんを作っている。

不思議だけれど、少しうれしい循環のようにも感じます。

母が思い出して作っていた味を、いま私が思い出して作る。やはり、変なところで、無意識に親子は似るものなのでしょうか。

何年ぶりかで食べたすいとん、おいしかったです。

今回は、東北風の味。少し甘しょっぱめな感じにしました。

夏になったら、母がよく作っていた「白玉水」を、

また久しぶりに再現してみようと思います。

生き方ランキング

にほんブログ村 シニア日記ブログへ

コメント

タイトルとURLをコピーしました