終活を始める時期はいつがいいか
最近、ネットを散策していると40代で「終活はじめました」とか、中には「終活は早ければ早い方がいい」なんて意見も散見されます。
これはネット時代にありがちな、「トレンド」に乗る感覚です。無意識なのかもしれませんが、自分自身の生活に、それがほんとうに必要なことなのか、満たされることなのか、やるべきことなのかより、「トレンド」=「意識高い清さ・正しさ」が先に来ている気がします。
昭和世代からみると、
それは別のベクトルに存在するものだとおもいますが、今の時代、どうもそうなってますね。
自分で「選んでいるようで選んでいない」
ちょっと前までの「ミニマル」ブームも同じです。
最近は、「ミニマリストやめました」というムーブが増えている。結局、どこかのだれかの、あるいはマスコミの「トレンドづくり」に乗っただけの場合が多いんですよ。
(ちょっと辛口かな?w)
そして、本当に「終活は早い方がいい」……のかなぁ?
私個人としては、ちょっと疑問です。
人生の中で一番、自分の体と心で、地に足をつけて、良くも悪くも生きている実感を味わう世代が、たぶん、30歳前後~50代前半くらいだと思っています。
「それ以外の世代は生きてる実感がない世代なのか」と問われれば、もちろん「そんな極端なことを言いたいわけではない」し、そうじゃないと答えます。
しかし、30代半ばあたりから、それまでとは違う、社会の目や認知(自分に対する)がしっかりと見えてきます……感じてきます。
そこに、自分だけではない社会への責任や憤り、圧迫感……周りの環境や人への、責任と自負みたいなものも生まれてきます。
自分以外の人の喜びや悲しみを自分の喜びや悲しみとする機会も、本当の意味で実感する時代です。
年齢を重ねるたびに、そんな一瞬が増えれば増えてきます。
そのたびに、その深みというか厚みというか、尊さみたいなもの……時には、怖さ、不安、逃げられない、歩みを止められない存在としての意義を実感することになります。

終活より「人生を楽しむ、満に生きる、チャレンジ、好奇心を満たす」ほうが大切
しかし……
とにかく生きていると、何歳になっても様々な喜びや悲しみにも遭遇します。
そしてその内容は、年齢とともに複雑化する場合もあります。
さらに、また時が過ぎ、また、何かの誰かの成長を喜んだり、何かと誰かとの別れを悲しんだりと、無慈悲な出来事も、世の中にはこんなにたくさんあるのだということを思い知る機会も増えます。
しかし、それが「生きる」ということですね。
だから、30~50代前半くらいは、特に、思い切り生きることがいいと思います。はねのけるパワー、挑むパワー、不屈になれるパワー、喜びを増幅させるパワーと可能性が一番ある世代です。
そこに「無駄」があろうと、「失敗」があろうと、壊れようと、また探し廻ろうと、汚れようと、懸命に磨こうと、無駄だらけに思えようと、それが「生きる」ことだから。
だから、大病でも患った経験があるとか、特別な家族の事情でもない限り、「終活」は、60才過ぎてからで十分だと思います。



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