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お金だけでは作れない。「安心」を育てる暮らし方

【2】執筆系(あんじぇりか文庫)

お金だけじゃない「安心」のつくりかた

安心と聞くと、多くの人がまず“お金”を思い浮かべます。

もしもの時に備えて貯金をして、年金額を確認して…。

もちろん、お金は必要だし、とても大切です。

お金が、全くなくても良いという話ではりません。

でも、実際に暮らしてみるとわかります。お金だけでは心の不安は消えません。逆に、貯金が多くなくても落ち着いて暮らしている人はたくさんいます。

安心というのは、数字だけで測れないものなんですよね。

たとえば、家の中が整っていると、人は不思議と落ち着きます。

使うものが決まっていて、探し物が減って、動作がスムーズになる。

ほんの小さな変化でも、“暮らしが自分の手の内にある”という実感が生まれます。

これがまずひとつの安心。

人との関係も、安心に大きく関わります。

濃い付き合いは必要ありません。

挨拶を交わす相手が数人いるだけでも、孤立感が薄れます。

近所の人の「また会いましたね」の一言に救われる日もある。

それから、健康。

といっても、激しい運動を毎日するという話ではありません。

自分の体を知り、無理をしない。疲れたら休む、歩ける日は歩く。

シンプルですが、これだけで身体が安定すると、気持ちも自然と穏やかになります。

安心は「整えることで生まれるもの」

大掃除のように一気にやる必要ないんだな…と、無理しないようになりました。

引き出しを一つ片づける、郵便物を溜めない、家計簿を簡単につける。

そして、忘れてはいけないのが“自分を信じられる経験”。

困ったときに乗り越えた記憶、少ないお金でやりくりしてきた日々、なんとかしてきた自分。

今では、それらも資産だと思っています。

通帳には記載されませんが、生きる力として確かに積み上がっています。

お金はあれば便利。でも、安心はお金だけでは作れない。


毎日の小さな選択、暮らしのクセ、人との距離感、

その全部が混ざりあってこそ、“心の安定”。

安心は、買うものではなく育てるもの。


ゆっくりでいいから、自分のペースで積み重ねていけば、

暮らしは自然と穏やかさを取り戻す__。

そんな風に、考えて日々、暮らしています。

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