体が、ほぼ完全に受けつけなくなったのはアルコールとタバコです。
体が受けつけなくなった食べ物と聞かれても、正直あまり思い当たりません。
今でも、たいていのものは普通に食べます。
ただ一つ、完全にだめになったのがアルコールです。それとタバコ。
実は、若い頃から、かなりの酒豪でした。
特に四十代までは、とんでもなく飲んでいました。
吐いて、ひどい二日酔いになって、シャワーを浴びて復活して、夜になるとまた飲む。
今思えば、無茶苦茶な生活です。
生活がうまく回っていない時期でもありましたが、たぶん、逃げるために飲んでいた、開き直って飲んでいたという感じです。
飲んで、体を痛めつけて、頭も心も空っぽにして、機能不全にして、その場だけ人生を逃げるというような最低な日々でもありました。
そこしか逃げ場も安らぎもなかったかもしれません。思考停止させて、頭を「バカ」にして、現実逃避です。
飲まなくなったきっかけ
いつから飲まなくなったのかは、実はあまりはっきり覚えていません。飲めなくなったなあと思っても、つい手を出しては、心臓がバクバクいって、だんだん、飲むことが苦痛になっていったんです。体の反応が変わってきました。
飲んだあと、心臓に負担がかかっている感覚。
動悸とも違う、
「このまま止まるんじゃないか」という、
妙に現実味のある怖さ。
ある時、ふと、
これは本当に死ぬかもしれないと思うほど、辛い目に遭いました。
それが、2~3回あって、怖くなって、アルコールもたばこもやめたのです。
40代後半でした。経済的にも、アルコールなんて買ってる場合じゃないのに、自分の食事を抜いてでもビールを買い、柿の種やポテトチップとアルコールで、酔いつぶれて寝る生活を送っていました。
ただの、アルコールとニコチン中毒の、人生再生不能な、どうしようもない底辺おっさん状態でした。

夕方になると手が震えるほど飲んでいた時期もあります。
このままアル中になるんじゃないかと、自分でも感じていました。
そして、「人間、やめるには死ぬ思いをしなきゃやめられないんだな」と、その時は思いました。
もちろん、意志の強い人、頭が良い人は、そんな状態に陥らないでしょうが、愚かな私は、心が折れてから、そういう暮らしになってしまったのです。

私は、
「このままでは本当に死ぬ」と思ったから、やめられただけなのかもしれません。そんな自暴自棄な時代も、髪の毛1本ほどの母性は、まだ残っていたのでしょう。
こんなみっともない時代を、ほんのわずかな期間とはいえ、経てきた人間です。
今は、子供に感謝と謝罪の日々。



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